【心原性脳塞栓症の場合】医療看護で役立つ指示やフレーズ⑧

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指示受け時のフレーズ 医療・看護

⑧神経症状が悪化するかもしれないから注意しててね

 

脳梗塞急性期の神経症状が悪化する原因には、脳浮腫による頭蓋内圧亢進や出血性梗塞、脳梗塞の再発、けいれん発作があげられます。

 

とくにrt-PA静注療法や血栓回収術後では出血性変化が出現する頻度が高いため、注意が必要です。

 

脳浮腫や出血性梗塞による神経症状の憎悪は一般的に原因となった脳梗塞の症状が悪化します。

 

初期の段階では麻痺、構音障害、失語、半側空間無視の悪化を認め、さらに重篤になると意識障害をきたします。

 

頭蓋内圧亢進によって脳ヘルニアを生じると、テント上の病変であれば瞳孔不動(病側の瞳孔が拡大)や対光反射の遅延または消失が見られます。

 

頭蓋内圧亢進が重度の場合は、開頭減圧術などの外科的治療を検討する必要があるので、神経症状の悪化を見逃さないように注意が必要です。

 

脳梗塞の再発に関しては、あらたな神経症状を呈することがあるため、病巣に関係なく神経症状を観察する必要があります。

 

脳梗塞急性期では、しばしばけいれんを生じることがあります。

 

けいれんが生じた場合には気道確保、酸素投与、点滴ルートの確保を行い、ジアゼパムを静注してけいれんを止めます。

 

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